【ドラクエビルダーズ2】掲示板パクリ問題が起こる理由

ドラクエビルダーズ2で他人の作品をあたかも自分の作品のように投稿し、ランキング上位を狙う不届き者が急増しているようです。

ビルダーズが発売されてもう半年、どうして今になって無断転載や違法行為が増えているのでしょうか?

掲示板パクリ問題がなぜ起こるのか理由を考えてみました。

どこからが違法行為?

問題なし

パクリや他人の作品を紹介するのは問題ありません。

ドラクエビルダーズ2は「ビルダーペンシル」という道具があり、他の人が作った建物をコピーすることができます。コピーした建物を自分の島で建てるのも良し、写真を撮って紹介するのも問題ないのです。

ただし、他の人の作品を掲示板に投稿する際は「別の人が作った」というタグをつけ、タイトルに作者の名前を入れるのがルールです。

問題あり

問題があるのは、他人の作品を自分が作ったかのように見せて投稿することです。

「別の人が作った」タグも使わず、タイトルに作者の名前も入れていないものは無断転載と一緒です。

掲示板の問題点

なぜ掲示板パクリ問題が増えているのか。それは掲示板にあるいくつかの問題が関係しています。

掲示板の問題点を見ていきましょう。

ロード画面でいつも同じ作品

ドラクエビルダーズ2のロード画面では、かつて行われたコンテストの上位者の作品が映るようになっています。どれも素晴らしい作品で見ているだけで楽しいのですが、上位陣の作品しか映らないというのが問題です。

ロード画面に映る人気の作品だけがいいねのポイントを重ねていき、他の素晴らしい作品が見向きもされないのが現状です。

動画配信者や有名人が有利

これは仕方がないことなのですが、有名な人の作品の方がランキング上位に入るという点です。

動画配信者、有名人、ビルダーズ2初期で作品を投稿して有名になった人、このような人たちの作品が上位を占めるので、一般プレイヤーがコンテストなどで上位を目指すのは難しい。どうしても、作品が下に埋もれがちになってしまいます。

同じような写真ばかり

とても多いのが、同じ建物を別の角度から何枚も写真を撮り、それを数日にかけて投稿するという手法です。特に掲示板上位陣に多いですね。

何枚も写真を撮ればそれだけ多く注目されるということで、ランキング上位を狙うため同じ作品を投稿し続けます。そしてランキング上位者はいつも同じ人。

最近始めた人は勝ち目がない

ビルダーズ2はクラフトゲームですから、時間が経てば経つほどクオリティーの高い作品が出てきます。

今、掲示板に投稿されている作品はどれもすごいものばかりです。始めたばかりの人がランキング上位を目指すのは難しいでしょう。

掲示板パクリ問題が起こる理由

掲示板にはいくつかの問題点がありましたが、転載などのルール違反をする者は極一部でした。それがなぜ、今になって違法行為をする者が急増しているのか?

それはレアアイテムの存在です。

ビルダーズ2ではプレイヤーが普通に遊んでいては手に入れることのできないアイテムがあります。コンテスト上位者に贈呈される「金メダル」「銀メダル」「銅メダル」です。僅か数人しか手に入れることができないレアアイテムです。

ところが、2月28日のアップデートによりデイリーランキング上位者にも景品が贈呈されることになり、手に入れるのがとても難しかったレアアイテムを手に入れるチャンスが増えたのです。誰にでもチャンスがあるのは良いことなのですが、この時期から違法行為をする者が徐々に増えていきます。

掲示板の問題点で挙げたように、上位者との力関係がすでにできているので、デイリーランキングといえども、上位になることは難しい状態。そこで無断転載です。上位陣の作品を映し、自分が作ったように見せかけてポイントを稼ぐのです。実際には上位に食い込む者もいました。

また、コンテストで新しいトロフィーの贈呈、switchでの発売も合わさり、違法行為をする者がどんどん増えていきました。さらに、違法行為を注意して自分にポイントを集めるような輩まで現れて、掲示板がつまらない作品で溢れかえってしまいました。

今後、どうなるのだろうか?

掲示板のシステムは本当に素晴らしいものです。他の人の島に行き、アイディアをもらったり、実際に建物をコピーさせてもらって自分の島に建てたりと、ビルダーズ2のようなサンドボックス系のゲームでは画期的なシステムです。自分もよく利用していました。

しかし、今の掲示板のようにレアアイテムを手に入れるための競争の場となり、つまらない作品で溢れかえるなら掲示板のシステムはいらないかなと個人的に思ったりもします。見ていて面白いものではありませんからね。

ドラクエビルダーズ3が出るとしたら、掲示板はどのようになるのでしょうか。ランキングからポイント制にしたりなど、何かしらの対策を期待したいところです。